地域と社会に好循環を
生み出す場となるように
2024年5月、フードリボンの創業事業の地である大宜味村に創業7年目にして念願の工場を建てることができました。
この工場は以下の目的のもと建てられました。
フードリボンが取り組む社会課題に対して独自の技術の発展開発をはじめとし、研究機関や企業との連携技術によって、絶え間なく技を磨き続ける「研究開発」の場所として。
シークワーサーやパイナップルをはじめとした地域産物の未利用資源を活用し、循環できる製品へと生まれ変わらせ、循環の仕組みとともに産業を興すことに挑戦していく「産業創出」の場所として。
そして、次世代を担う子供や学生から、自分の可能性に挑戦する若者たち、知識と技術の経験が豊かな職人や指導者たちまでが集い、学びあう「体験学習」の場所として。
ここで生まれた「もの」は、幾つもの発見や出会いを生み出して、「捨てるものがない明日」へと近づくための一歩となります。
皆様の応援のもとスタートしたこの施設が、地域と社会に好循環を生み出す活きた場所となるように、フードリボンメンバー一同で邁進してまいります。
Factory
挑戦する・生まれる
フードリボンのオリジナル繊維抽出機によって、パイナップルの葉から繊維を抽出し、抽出時に同時に発生する残渣も余すことなく活用する開発設備を備えました。
今まで価値がないとされていたもの=未利用農業資源を価値あるものに生まれ変わらせ、最後まで循環をさせていく、沖縄から世界の社会課題を解決を目指す挑戦がここから始まっています。
[付帯設備概要]
ウォータージェットによる繊維抽出機械
繊維抽出後残渣活用の設備(工場サイロ内)
繊維の後処理工程の設備
Community space
つながる・楽しむ
地域の皆様が気軽に集まり、楽しく交流できる場としてコミュニティスペースを創りました。
フードリボンの企画イベントも実施しますので、ご興味のある分野に参加をしてみてください。(お知らせはウェブサイト、インスタにて)
また、地域住民の方向けにイベント開催場所としても提供しています。日当たりがよく、開放的な空間となっています。
コミュニティスペースで新しい出会いや、素敵な時間を共に楽しみましょう。
[使用例]
・手芸、アートなど各種ワークショップ
・料理教室
・地域住民交流イベントの場として
[設備]
・50〜60名収容(テーブルと椅子の配置により変動)
・プロジェクター、マイク、スピーカー
・大型キッチン
利用スケジュールについては応相談
Creative space
想像する・創造する
この部屋では、クリエイターさん、デザイナーさんたちがオリジナルのものづくりをできる場所です。
転写プリントができるDTFプリンタ、生地に直接プリントできるダイレクト捺染プリンタ、コンピュータ刺繍ミシン、ハンドル刺繍ミシンと、オリジナルなものづくりを実現できる道具と、薄物から厚物、布帛からニットまで縫えるミシンをそれぞれ揃えて、ここにきたらなんでも作れる!という空間を作ることで、枠にとらわれず、新しい発想が生まれることを期待しています。
またここに集まった人達同士がつながって新しいことが生まれたり、ここから何かが始まる、生まれるきっかけになれる場所を目指しています。
この大宜味村の自然の中にある施設なので、普段の生活エリアとは違った環境でのものづくりは新しい発想につながると思っています。
この場所は要予約で、使用したい方に時間貸しが可能になります。(価格表制作中)
Relax space
くつろぐ・滞在
この宿泊施設は、縫製技術を学ぶ、クリエイターさん、デザイナーさんたちが長短期宿泊滞在できる施設です。
15の個室の他、コワーキングスペース・リビング・キッチン・シャワールーム・洗濯室を完備しております。
研究開発
フードリボンの特許技術「ウォータージェットにより葉脈繊維の葉肉をたたき削り繊維を抽出する技術」をベースにした発展技術の開発。
農研機構・産総研と連携した「農業資源の残渣活用の技術」の研究開発を行っています。
産業創出
農業資源から得られた繊維を用いた繊維産業の創出。
農業残渣を加工した素材を多目的に活用する産業の創出。
体験学習
学生の体験学習・企業の研修の受け入れなどを行っています。
農業の未利用資源がどのように製品へ生まれ変わり、消費後の行方までを考える体験コンテンツをご用意しています。
知る、考える、体験することがきっかけとなり、行動へとつながる可能性が広がります。ぜひお越しください。