マンクネガラン王宮が新年「サトゥ・スーラ」祭りでFOODREBORN のパイナップル繊維を採用
沖縄発のスタートアップ、株式会社フードリボン(沖縄県大宜味村、代表取締役社長 宇田悦子)は、未利用の農業資源を活用して持続可能な社会の実現を目指しています。
インドネシアのマンクネガラン王宮との提携により、パイナップル繊維の生地が2024年7月7 日に開催された新年の「サトゥ・スーラ」祭りでH.R.H. マンクナゴロ10 世が着用する伝統的なベスカップ(ジャケットスーツ)に採用されました。
このプロジェクトは、パイナップル果実の収穫後に畑に残る葉から繊維を抽出し、新たな地域産業を創出すると同時に、インドネシアの伝統産業と共存する持続可能な資源管理の促進を目指し、地域の農家や産業に新しい機会を提供します。 この高品質な繊維は、耐久性と優れた通気性を持ち、衣料用素材として非常に適しています。この度のパイナップル葉繊維の採用は、インドネシアの地元農家の収入を増やし、輸入綿への依存を減らしつつ繊維産業を発展させることを目指しています。
FOODREBORN の革新的なビジネスモデルは、繊維産業における低賃金と厳しい労働条件という問題に対して、独自の特許技術を活用し、従来の繊維抽出プロセスを刷新することで、パイナップル葉繊維の品質を高め、生産効率を大幅に向上させています。さらに、この技術により、繊維抽出中に生成される残渣を原材料として余すことなく活用します。
インドネシアの地域との協力を通じて、パイナップル繊維の生産と加工を促進することで、地域経済を活性化させていきます。現在はケディリ地域で開始されており、今後さらなる地域への拡大を計画しています。公正な賃金と安全な労働環境を確保することで、持続可能な資源管理のためのファッション業界の新しいパラダイムを確立し、日本およびASEAN 地域の伝統産業との交流を目指しています。
新年の「サトゥ・スーラ」祭りで発表されたパイナップル繊維のベスカップは、マンクネガラン王宮のシンボルとして浮上し、伝統と革新が調和して共存する未来を象徴したものとなりました。未利用の農業資源を活用し、FOODREBORN は国際的なオープンイノベーションを推進し、循環経済育成を進めています。